卒塔婆とはどのようなものなのか

卒塔婆とは?

卒塔婆の起源とは?

今回は卒塔婆の起源・構成などを紹介していきます。

卒塔婆

卒塔婆とは、故人の供養のために細長い板で、お墓の傍らに立てるものです。

この卒塔婆の起源は、古代インドの「仏舎利塔」を意味するサンスクリット語のストゥーパで、仏陀を祀るために建てられたのが起源とされています。

仏塔は、インドで最古のストゥーパと言われているものがあります。

古代インドマウリア朝の王であるアショーカが、インド全土に8~9万のストゥーパが作られたと言われていて、現在も沢山のものが残っています。

このアショカーのストゥーパは、サーンチーの塔と呼ばれており、世界文化遺産にも登録されています。

仏教と共に中国に伝わる過程で音訳されて、日本で「そとうば」という読みで入ってきて、五重塔・五輪塔が建てられるようになりました。

平安末期の頃から、故人の供養のために墓石を立てるようになり、追善供養を目的として墓石と共に供えられるようになりました。

この追善供養とは、「生きている人の善行が故人の善行ともなる」という目的で行われるもので、供養のひとつのです。

ただ浄土真宗の寺院では、この卒塔婆を扱わないようです。

これには、宗教上の理由があり、浄土真宗では追善供養という考え方がなく、卒塔婆はこの追善供養にあたるため浄土真宗では扱わないです。

卒塔婆はいつ立てるのか?

卒塔婆を立てる目的は、前述したように追善供養にあります。

つまり供養のために立てるので、いつ立ててもいいのですが、タイミングがあります。

供養の節目に立てるのが良いとされ、法要(四十九日、一周忌、納骨式など)、祥月命日(命日)にお盆、春と秋のお彼岸、施餓鬼会などが良いと思われます。

卒塔婆を立てる時には、菩提寺や霊園の管理者に事前に依頼し法要やお参りの日に受け取ります。

この卒塔婆には、費用としておよそ3千円~1万円ほどで、渡す時には封筒に入れ表書きを「御塔婆料」「御布施代」「卒塔婆代」「小布施」などと記します。

卒塔婆の形はどんな意味があるのか?

五重塔は、やがて五輪塔と呼ばれ、この五輪塔の形状は古代インドの宇宙観が反映されており、卒塔婆の形状はこれが原型であると言われております。

この五輪塔は上から、宝珠型の「空輸」、半円型の「風輸」、台型の「火輸」、球型の「水輸」、長方形の「地輸」の5つで構成されています。

この構成は、古代インドで宇宙の5つの元素(空・風・火・水・地)によるものと考えられてきました。

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