樒と榊の違い・語源とは

樒と榊の違いとは?

樒と榊の違いとは?

今回は樒と榊の違い・語源などを紹介していきます。

樒

樒(しきみ)はシキミ科に属しており仏事に、榊(さかき)はツバキ科に属しており神事に使われます。

榊は「木」に「神」と書き、神事に使われる木という意味があります。

樒は仏前や墓前に供え、榊は神棚に供えます。

樒・榊とは?

榊

樒は、シキミ科に属する常緑高木です。

樒は、根や葉・花に至るすべての部分に「アニサチン」という毒性があり、また独特の香りで、魔除けの効果や死臭を打ち消す効果もあります。

そのため、遺体を土葬するのが一般的だった時代に、遺体を動物に掘られないようにするのに、墓前に供える習慣がありました。

また、現代でも通夜や葬儀では、門樒として葬儀会場の入り口に飾られており、「悪霊を遺体に近づけないように」として使用されています。

樒の実が、マタタビの虫えいとよく似ていて間違って売られていたり、落ちた実をシイノミと間違って食べてしまい事故になった事もあります。

そのため、毒物及び劇物取締法により劇物に指定されています。

一方、榊はモッコク科サカキ属の常緑高木です。

古来から植物には神が宿ると言われており、特に先端の枝先は神が降りるヨリシロとして若松やオガタマノキなどの常緑植物が用いられていました。

その後、近年は身近な植物で枝先が尖っており、神のヨリシロに適している榊やヒサカキが定着するようになりました。

家庭の神棚にも月に2度捧げられ、1日と15日(江戸時代までは旧暦の1日と15日)に取り替えるとされています。

樒の名前の由来とは?

樒の名前の由来には諸説あり、実が毒を持っているという意味から「悪しき実」と呼ばれて、その「悪」をとって「樒」と呼ばれるという説があります。

また、別の説によると、樒という名が四季を通じて緑が美しいことから「しきみ」「しきび」と呼ばれる説があります。

樒は別名で、その強烈な香りから、「香芝(こうしば)」「香の花(こうのはな)」「香の木(こうのき)」などと呼ばれたり、他にも「仏前草(ぶつぜんそう)」と呼ばれる事もあります。

榊の名前の由来とは?

榊の語源には諸説ありますが、「神様と人間の境界にある木」が「境木(さかき)」や、「常に葉が緑で栄える木」と言う事で、「栄木(さかき)」、または神聖な木を意味すると言う事で、「賢木(さかき)」とする説があります。

どちらにしても、榊は「木」と「神」が合わさった文字で、神様に関係する木という事を表しています。

榊の属名のクライエラは、オランダの植物学者クライエルの名前にちなんでつけられて位います。

榊は、12mほどの高さまで成長します。

若い枝は緑色をしていて、成長すると淡い灰褐色になって、葉の縁はギザギザが無く綺麗な楕円形で、葉の長さは10cmぐらいです。

葉の表面には艶があり、葉の色は深緑色で、やや厚みがあるのが特徴的です。

榊は6~7月頃に、葉の付け根の所から白くて小さい花が咲きます。

この花は、1~4つぐらいの束になって、下向きに咲きます。

また、11月頃には、黒くて小さな実を結びます。

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