木魚とは?1つの丸太から中をくり抜き空洞にして、細長い口を横に開け、表面には龍や魚を彫刻したものを言います。
これを、木魚専用の丸布団の上に置いてバチで叩いて鳴らして、法要などの読経でリズムを整えたり、眠気をさましたりします。
おりんの種類は?お仏壇のおりんには、おりんを置く布団や台、おりんを鳴らすりん棒をセットで購入するのが一般的です。
たとえば、浄土真宗大谷派なら四角形のおりん台で、浄土真宗本願寺派なら六角形か丸いおりん台を使います。
お仏壇のお供えとは?お仏壇のお供え物には、五供(ごくう)と呼ばれる、5種類のものがあります。
この五供とは、香・花・灯燭(とうしょく)・浄水・飲食(おんじき)を指しており、いずれも毎日欠かす事ができない大切な物となっております。
仏花とは?お供えするお花の呼び方には、沢山の呼び方があります。
仏花・墓花(はかばな)・供花(くげ・きょうか)・献花(けんか)・枕花(まくらばな)などがあります。
どうしてお仏壇でお線香をあげるのか?お仏壇は家の中のお寺と言われており、ご本尊、仏様を祀るところです。
この仏様へのお供えとして、基本的にお花、灯り、そして香の三つがあります。したがって、三具足と呼ばれる鋳物の仏具は、花立て、灯立て、香炉の三つが基本になります。
掛け軸の語源とは?「掛け軸」の言葉の語源は、「掛けて拝む」という意味が込められており、古来の中国・宋で礼拝用として使用されていました。
日本には飛鳥時代に中国から伝来しましたが、後々礼拝用だけではなく、今日では浮世絵・花鳥画・山水画などに代表される様々な芸術に発展しています。
お仏壇の歴史とは?日本の仏教は、中国から渡来してきて、天武天皇によって「諸国の家毎に仏舎を作って、仏像と経を置きて礼拝せよ」との詔令があって、各家にお仏壇を置くようになっていった。
日本最古のお仏壇は、「玉虫厨子(たまむしのずし)」と呼ばれるお仏壇で、法隆寺にて保管されていて、現在では国宝とされています。
お仏壇のお手入れとは?「一に掃除、二に勤行(ごんぎょう)」と言われている禅宗では、掃除をする時でも、自分を清らかにするつもりでと教えています。
心の垢や塵や埃などを掃除する気持ちを持って、その掃除に打ち込むものです。
戒名とは?戒名とは、仏の弟子になったという事を表す名前です。
戒名を持ったという事で仏門に入ったということを証明することができ、仏教の戒律を守る証ともされています。宗派によっては「戒名」でなく「法名」「法号」という呼び方があり、浄土真宗では「法名」、日蓮宗では「法号」という言い方...
位牌とは?位牌の起源には諸説あって、儒教・禅宗・日本古来の神道由来説などがあります。
儒教の由来説では、死者の遺体を埋葬後、桑の木等で作られた依代(よりしろ)にその魂を寄りつかせるとされています。その依代を木主(もくしゅ)と呼ばれることもあります。
御本尊とは?御本尊とは、信仰の中心として祀られているもので、それらを模した仏像(彫刻品)や掛け軸の事を言います。
御本尊は、仏具店等でご購入後、菩提寺で開眼法要を行ってから仏壇に安置します。「魂入れ」とも呼ばれているこの法要は、宗派により呼び名が違ってきて「入仏式」や「入魂法要」とも呼ばれます。