お地蔵様とはどのようなものなのか

お地蔵様とは?

お墓と一緒にお地蔵様があるのはどうして?

今回は、お地蔵様の意味・由来などを紹介していきます。

お地蔵様

お墓にお地蔵様があるのは、ほとんどが水子供養のために建てられたものです。

この水子供養とは、この世に生を受けることができず、流産などでかなわくなくなった胎児の冥福を祈ることを指しています。

この、水子供養は日本独特の慣習になります。

水子供養の水子は流産などで亡くなってしまった胎児を指し、供養は亡くなってしまった人の冥福を祈ることを指しています。

また、水子地蔵にはいくつか種類があり、子供たちを鬼から救ってくれ錫杖(しゃくじょう)を持っている地蔵菩薩、子供たちの母親代わりで合掌している慈母地蔵尊、妊婦の安産を守ってくれて赤ちゃんを抱っこしている子安地蔵とも呼ばれている地蔵尊などがあります。

お地蔵様に赤い物を身に着けているのはどうして?

六地蔵

お地蔵様は、子供を守る神様として知られており、自分の子供が健康で元気に育つようにと、よだれかけや丸い頭にかぶせる頭巾を奉納するのだそうです。

よく赤いよだれかけや頭巾を見かけますが、この赤い色には、清く正しく正直な色と信じられており、他にも魔よけの意味もあって、お地蔵様や赤ちゃんに赤いものを着せていると言われています。

これと同じような意味で、長寿のお祝いの1つの還暦で赤いものを身につけますが、これは干支が一巡りして赤子に還ると言われています。

六地蔵とは?

六地蔵とは、お墓の出入り口・街道が交差する所・村のはずれ・古いお寺などで六体のお地蔵様の事を指します。

お墓に並んでいる六地蔵には、あの世に旅立つ死者を六地蔵のご加護により守ってもらうという信仰だと言われています。

六地蔵の六とは、六道輪廻の六の事を指しており、餓鬼道・地獄道・畜生道・人間道・修羅道・天道の6つの世界で、これは人間が繰り返す6つの世界の事を指しています。

前者の3つの世界の事を悪道で、後者の3つの世界の事を善道と言い、6つの道で迷い苦しんでいる人々を救うのが六地蔵とされています。

この六地蔵は、日本独特の信仰であって、語源ともされているインドや中国の仏教には、六地蔵と言う信仰はないそうです。

お地蔵様とは、地蔵菩薩(じぞうぼさつ)が正式な名称で、仏教での信仰対象です。

この地蔵菩薩ですが、インド生まれでサンスクリット語(インドの古典言語)でクシティ・ガルバと言うそうです。

クシティは大地で、ガルバは胎内や子宮などの意味で、「大地の母胎」を意味して漢字にすると地蔵と言われています。

地蔵菩薩の種類として、妊婦の安産を守護する「子安地蔵」、災難に遭った人の身代わりに苦しみを引き受けてくれる「身代わり地蔵」、集落や村の境界や道を守る「道祖神」、お蕎麦を備えると願いがかなう「蕎麦喰い地蔵」など、様々なお地蔵様があります。

お地蔵様を建てる時の位置・方角はあるの?

墓地や霊園でのお地蔵様は、通常であればお墓の手前の入り口付近がほとんどです。

大型霊園では、様々な宗教の方が眠っているため、お地蔵様はありません。

神聖なお墓に魔が付くのを防ぐため、この世とあの世の境界線つまりお墓の入り口付近に設置されています。

方角としてはお墓と同じような西で、また北が多くて、北を向いているお地蔵様の事を北向地蔵と言われています。

この北には、古来より黄泉の国に近いとされており、悪いものがやってくる方角とみられ、縁起が悪いとされていました。

そのため、故人を悪いものから守るため北向きに建てたり、また西方浄土に向けるため西向きに建てたりしています。

また、仏教式の墓地でも、宗派により設置するしないかは分かれます。

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